▼ 排気干渉を逆に利用し 「 排気効率をUP 」 するのが今後のトレンド
 
 スバルのボクサーエンジンの特長でもある、あのドドド音は、 「 ボクサーサウンド 」 と
 呼ばれていて、「 あの音に惚れてインプレッサを買った 」 と言う人は非常に多い。
 
 しかし、実のところあのボクサーサウンドは、エキマニの形状が悪いために起こる
 排気干渉による音である事は、もう既に周知の事実だろう。
 
 あの心踊り、その気にさせる 「 ドドド音 」 は、排気効率低下の 「 悪い証し 」 であり、
 何とも皮肉な話である。
 
 しかし、この考え方も、最近になって少し変わって来ている。
 
 と、言うのも、排気干渉を無くす等長のエキマニを入れれば、
 排気の流れはスムーズになり排気効率は上がるが、それ以上の恩恵は無い。
 
 逆に良い方向へ干渉を利用してやれば、各シリンダーから排出された排気同士が
 お互いにお互いの流れを助けて、等長タイプよりも流速が高まり効率をUPするのだ!
 
 この考え方は、最近のチューニング業界では主流となりつつあり、
 湾岸だけでなく、同じスバル系4大チューニングメーカーのゼロスポーツ社も
 「 あえて非等長タイプ・エキマニ 」 にこだわっているし、昨年、マフラー界の
 大御所であるフジツボ社が、非等長の良さをコメントしたのも、記憶に新しいところだ。
 
 つまり、非等長でボクサーサウンドを残し、なおかつ、干渉を逆利用して
 高回転域まで一気に吹け上がるレスポンスUPを得たり、
 干渉の 「 溜り 」 を利用したトルクUPで扱いやすくするのが、
 最新エキゾーストマニホールド理論と言えるだろう。
 
 この、あえてボクサーサウンド残すこだわりと、最新理論である非等長のメリットを
 最大限に活用したのが、この 「 湾岸製・非等長エキゾーストマニホールド 」 なのだ!
 
 
 インプレッサでエキマニ交換する場合、多くの人はトルクUPを期待して取付けるワケだが、
 特に湾岸製エキマニは、パイピングが 4 → 2 → 1 集合タイプで、よりトルクUP重視スタイル。
 
 このトルクUP重視スタイルに、非等長の特長である干渉の逆利用効果で排気流速も高まり、
 高回転域でも抜群の性能を期待できるであろう!
 
 トルクUPと、高回転レスポンスUPと言う両面をカバーして、街乗りでもスポーツ走行でも
 楽しく走れる最高傑作だと私は思う。
 
 ▼ まさに機能美と言える、職人芸の最高の逸品
 
 機械は美しくなければならない! 
 
 そう、美しさは技術力の証しである。
 最高の機能をトコトン追求して、最高の技術力で造られた時、
 物はただの物の領域を越えて、「 機能美を有したマシン 」 となるのだ!
 
 綺麗に手曲げされたパイピングからは、レーシーな香りがプンプンと匂って来る!
 
 こいつは、やる気にさせるぜぇ〜〜!
 
 サーキットや峠道など、お気に入りのコースの得意なコーナーで、
 クリッピングポイントからガバッとアクセルをくれてやる!
 ズドンッと感じる太くなったトルク感と、カーンッと脳天を突き抜けるような強烈な加速G!
 
 もう、走らせる前から、こいつのポテンシャルがガンガンと伝わってくるぜ〜
 
  ※ 「 レーシーな香り 」 とは、比喩表現であり、実際に匂いはありません(笑)
 
 
 剛性感タップリのフランジと、巧みな技でパイピングされたこのエキマニは、
 最新理論と蓄積されたノウハウとの融合から、最高のパフォーマンスを与えてくれるのは
 間違い無しと言ったところだろう!