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 ■ 記事No.5012 幻のスーパーカー「ジオット・キャスビタ」

    スバルはかつて、イタリアの「Motori Moderni社(モトーリ・モデルニ)」
    と技術提携・共同開発を行ったことがある。1990年前後の話だ。

    その時、発売を目指して開発されていたスーパーカーがあり、
    名前は「ジオット・キャスビタ」だ。

    カタログだけが存在し、スバル共同開発での実車はついに
    完成することはなかったのだが、もしカタログスペック通りの
    装備・性能であれば、3.5リッターの水平対向12気筒
    DOHC60バルブ、最高出力450PS、最大トルクは
    37Kg/mの予定だった。

    ※実車ではスバル製エンジンは搭載されなかった。

    流れるようなボディーラインに、ガルウイングのドア、そして
    ミッドシップに搭載されたスバルの水平対向エンジン。
    真っ赤なフルバケットタイプのシートは、まさにスーパーカー。
    「公道を走るレーシングカー」と言うキャッチフレーズが
    カタログにも記されていたぐらいだ。

    なお、Motori Moderni社とは、F−1エンジンの開発も行っていたが、
    こちらも上手く行かず、良い結果は残せなかった。

    スバルにしては珍しく残念なエピソードである。。。

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