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HKS製 前置きインタークーラーと
ブローオフバルブ・スーパーSQV4 取付詳細
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HKS製 前置きインタークーラー GRBへの取り付け

 


【 なぜ、HKS製を選ぶのか? 】

正直なところ、HKS製の前置きインタークーラーキットは他社の物と比べて値段が結構高い。 (苦笑)
似たような物でもっと安いキットがあるのに、なぜ HKS製にこだわるのか?

その答えは非常にシンプル。 そう、スバリ言うと 「 性能の差 」 。

例えば、某 B社のキットの場合、インタークーラーコアのサイズは 610mm × 266mm × 68mm で、体積計算すると 11,033,680 。
HKS製のインタークーラーコアのサイズは 600mm × 255.6mm × 103mm で、体積は 15,796,080 もあります。
( 正確には、コアサイズ = 体積 ではないですが、ここでは判りやすく体積として計算し比較しています )

他社製品と比べて、コア部分の体積差は何と、約 1.4倍以上も大きい!! 

※ 純正インタークーラーコアは 170mm × 525mm × 65mm で、体積は 5,801,250
純正と比較すると、HKS製は 約 2.7倍。 某 B社の場合は純正と比べて 約 1.9 倍しかない。

社外インタークーラーコアに交換する純然たる理由は、容量を上げて冷却効率を上げることにあります。
純正比較で 2.7倍、他社との比較が約 1.4倍以上も違えば、その差は歴然。 
他社製よりも圧倒的に冷却能力が優れていると言えるでしょう。

また、一般的に前置きインタークーラー化は重量が増すと言われていますが、HKS製の場合は逆に軽量化になります。

実際に計測した結果を ↓ 掲載しておきますね。

HKS製 GRB用 前置きインタークーラーで軽量化

  
【 交換のため外したパーツ 】

 
バッテリーは小型の物と入れ替えるため、取り外します。( 14.0Kg )
純正インタークーラーは意外と重たいですね。( 5.6Kg )


バンパーホースメントも取り外します。( 3.3Kg )

14.0 + 5.6 + 3.3 = 22.9Kg
( ネジやホース類など未計測パーツもあるので、実際はもっと重いです )


【 新たに取り付けるパーツ 】

 
小型バッテリー ( B19L ) に交換します。( 8.4Kg )
前置き用のインタークーラーコアは、大きさから想像出来ないほど軽いです。
( 6.3Kg 段ボールなど保護材含む )

 
取付に必要なホース類や金具類など。( 2.4Kg 箱・梱包材など含む )
前置きインタークーラーに繋ぐアルミの配管。( 3.5Kg 箱・梱包材など含む )


HKS製のブローオフバルブ。( 0.6Kg )

8.4 + 6.3 + 2.4 + 3.5 + 0.6 = 21.2Kg
( ホース類などは全てを使用しないので、実際はもう少し軽い )


【 重量差 】

外したパーツ 22.9 − 取り付けるパーツ 21.2 = 1.7Kg 軽量化

※ 計測に含まれていないパーツもあるため、実際はもっと軽くなっていると思われます。
( 実質 2 〜 3Kg軽量化? )
また、純正エアクリ → むき出しエアクリ化 を計算に入れてないので、これも含めるともっと軽量化になると思われます。


HKS製 GRB用 前置きインタークーラー 取付の下準備

  


ラジエターコアの前にある外気温センサーを一旦外し、上の写真のようにステーの後ろ側から取り付けます。
( 前置きインタークーラーコアの設置場所の確保のため )


 
燃料ホースを長いものと交換。( 黄色の矢印 )
長くすることで、ホースにたるみが出来て、インタークーラーの配管を通すスペースが出来ます。

ブレーキ用バキューム配管の向きを付属のエルボを使って変えます。( 水色の矢印 )
こちらも変更することによって、インタークーラーの配管を通すスペースが出来ます。



配管と干渉するため、バッテリーのトレイの一部をカット。

なお、バッテリーは小型化するため、トレイの一部に穴を開けます。
( バッテリー固定用の L字ボルトを通す穴を開ける。車体側には小型バッテリー固定用の穴が純正で付いています。 )


 
ウォッシャータンクの注水口を右の写真の位置まで移設。
この注水口は、途中がジャバラ状になっているので、ある程度は自由に動かすことが可能です。


 
付属のステーを使い、むき出しエアクリの位置を変更します。 ( 左上の写真の短いほうがインタークーラーキットの付属品 )
短いステーによって、むき出しエアクリが下方向へとズレて、配管を通すスペースが出来ます。



バンパーホースメントを外すと、大きな穴が開いてしまいます。
そのままだと格好悪いので、カーボンの板を切って塞ぎました。


HKS製 GRB用 前置きインタークーラー ブローオフバルブのリターン化

  

HKSの説明書では、ブローオフバルブは大気解放式で取り付けるよう書かれていますが、 
大気解放だと車検時に困りますので、以下の方法できちんとリターンさせてやります。


 
HKS製ブローオフバルブの 「リターン用ニップル 」 を 2個用意します。( 同じサイズのものを 2個 )
そして、1つはブローオフバルブに、もう 1つは純正ブローオフバルブが繋がっていた配管に取り付けます。

 
2つのリターン用ニップルをシリコンホースで繋げば完了です。

私の場合、内径 28パイのストレートタイプのシリコンホースと、90度に曲がったシリコンホースをジョイントで繋いでいます。
ストレートタイプは、なだらかに曲げるのが精一杯で、狭い場所で曲げて繋ぐには曲がった形状のホースが必要です。

90度に曲がったほうは、サムコのバイク用ラジエターホース ( たぶん。。。 )
ハイパミでジャンク扱いで売られていたホースを短く切って 90度部分だけ部分的に利用しました。

※ 曲がった形状のホースは、バイク用の通販でよく見かけます。
ヤフーショッピング、または、楽天などで 「 ネックスパフォーマンス エルボ ホース 」 で検索すると沢山出てきます。


なお、リターン用ニップルは、29パイと、19パイの 2種類あります。
19パイのほうを使えば、エルボホース ( 曲がった形状のホース ) は不要かも。。。
( 内径 19パイのホースなら細いので、ある程度は自由に曲がるかも・・・? )


ちなみに、純正ブローオフバルブ用の配管を利用せずに直接繋ぐ方法もあります。


純正ブローオフバルブ用の配管は、タービン直前のサクションパイプ部分 ( 上の写真の矢印部分 ) に繋がってます。
ここの経が約 28パイなので、HKS製ブローオフバルブと直接繋いでも良いでしょう。

ただし、ブローオフバルブと同じ方向を向いているため、U字の配管を作る必要があります。
U字配管は、上記と同様に 28パイのストレートシリコンホースと、エルボホースを継ぎ合わせて作れば OK 。
( ここは結構入り組んでいる部分なので、純正配管を利用したほうが作業としてはラクです )


HKS製 GRB用 前置きインタークーラー まとめ

  


説明書に沿って配管を組み立てて行けば、完成です。
配管の向きなど、ややパズル的要素もありますが、落ち着いて順番通りに進めていけば、さほど難しくない作業です。



 

マジで大きい前置きインタークーラーコア。(^o^)v
横から見た厚みは圧巻ですね〜

冒頭にも書きましたが、インタークーラーを交換する理由は容量をアップして冷却効率を高めること。
だからこそ、容量の大きい HKS製が良いですね!

心配していたレスポンスの低下は、全くと言ってよいほど感じません。
…ってゆーか、タービンサージの発生率が上がっているような気もします。(笑)

※ タービンサージ = 吸気スピードよりターボ過給スピードが上回る状態のことで、ターボレスポンスが良い車両の特有の現象。

まあ、これはブローオフバルブを交換してますので、性能アップから来る副産物かも知れませんが、アクセルの付きも良く、ガンガンとブーストがかかって良い感じですね。


 

ちなみに、ECU セッティングのほうは、フラッシュエディター + F-con iS で行う予定です!

お楽しみに!!


備考

 
記事掲載日 : 2013/05/02