ハイパーケージ取付詳細

組立て前の状態。

ロールケージ中央アーチ部分のパーツは、さすがに部屋まで入りませんでした。

中央部分は、車内に入れるのもひと苦労。巨大な「知恵の輪」です。

 

 

写真1番下のグニャリと曲がったパイプは、別売りのフロアバーです。
このハイパーケージでは、キモに当るパーツのようです。

パッドの装着

金属 対 ゴム なので、すべりを良くするために、

ベビーパウダーをパタパタパタと、まぶしてやります。

うーん....ジュータンにもパウダーが!
これでまた、うちの奥さんにうるさく言われてしまう......

 

 

取付下準備

内張りの芯を固定するボルトは、カットします。

このボルトがあると、ハイパーケージと干渉し、取付られません。
(各ドアの横の全部で4箇所)

このボルトはフロア下からの貫通ではなく、フロア表面に電気溶接で
付いています。

プライヤーで挟んで、ウニウニやれば、簡単に取り外すことが出来ます。

 

 

リヤ部の仮組み

内装をきちんと組むのには、パズル感覚がいります。

手順は、

1.リヤ内張りを全部はずし
2.リヤピラー部内張り取付
3.ハイパーケージのリヤ部とシートベルトリール取付
4.リヤスピーカートレイ部の内張り取付
5.リヤの左右をつなぐバーの取付

全部はずして、リヤピラー部の内張りを先に着けるのがミソ!

 

リヤ部分の取付

取付には、シートベルトリールのボルトと、ストラットタワー後部に数本ある10ミリボルトの中の1本を使います。

写真中央の左部分は、スピーカートレイの切断個所。
ジュータン生地をめくってはがし、トレイを切断。
ハイパーケージを取付後に、汎用ステーでネジ止めして、
切断した部分を接合します。

 

リヤ部分・左右をつなぐバーの取付

なお、フロアにあるのは、斜行バーです。今回、取付は止めました。
付けると後の席は乗れなくなってしまうので....

このへんが、妻子持ちのつらいところですね。

取付は自宅ガレージ(半分、地下です)でやってます。これは撮影のために、半分、表に出たところ。しゃがんで作業をしてますので、ここまでくると、私の老体はすでに腰痛・筋肉痛の嵐が.....

 

中央アーチ部分の取付(足部分)

内張りの芯(白いプラスティック)は、干渉部分をカットします。

取付には、シートベルト固定ボルト(写真右上)と共締めです。
写真では、内張りの芯で隠れてますが、バーの下部に大きなステーがあり、ボルトの位置までステーがのびています。

フロアジュータンは、このぐらい切れ目を入れる事になります。

 

 

中央アーチ部分の取付(センターピラー部分)

この段階では、中央アーチ部分は、まだパッドを巻いてません。

取付は、シートベルトガイドホルダーの取付ボルトと共締めです。
シートベルトガイドは、上下調整が出来なくなります。

 

 

 

フロントサイドバー部分

ドア横の足元内張りの芯(中央部と同様に)は、干渉部分をカットします。

取付には、サイドシルの既存の穴を利用してボルト締め。
そして、靴などが当る可能性のあるフロア接続部の近くには、
パッド補強と汚れ防止にパッドと同じ色のガムテープを巻きました。

サイドシル接合部の右横のジュータンの切れ目のところに見えるものは、内張りのズレ防止のゴムシート。この辺は内張りの芯も除去されてますので、ズレないようにする工夫です。

 

主に使用した工具&材料

工 具 / 材 料

備 考

ベビーパウダー ハイパーケージにパッド挿入時
ハサミとカッター パッドの切断、内張りのカット
プライヤー 内張り固定ボルトの除去
ボックスレンチ リヤシート脱着(12ミリ)
シートベルト脱着(14ミリ)
ハイパーケージ(10ミリ)
スパナ ハイパーケージ(17ミリ)
六角レンチ ハイパーケージ
ゴム系ボンド ハイパーケージ中央アーチ部とパッドの貼り付け
汎用ステー リヤスピーカートレイをカットした部分の補強
ドライバー 内張りの脱着

特別な工具はいりません。内張りをはがすことが出来れば、あとは「気力と体力」の勝負です。