正しい中古車インプレッサの選び方
 
 ▼ 中古車選びのチェックポイント
 
●まずは、購入対象のクルマの経歴チェックだ
 
 ・点検・整備の記録があるかないかをチェック。
 ・点検・整備の頻度や、内容をみて、どのような扱いをされて来たかを確認。
 ・事故歴などがある場合、修理内容を調べて適切な修理が行われたか確認。
 
 この段階である程度、そのクルマの「素性」が見えてくる。
 例えば「人」の履歴書を見ることで、その人の大体の人間像が見えてくるのと同じで
 クルマもその経歴を見れば、おのずと判って来るモノだ。
 
 やはり経歴のしっかりしたクルマを選ぼう。
 就職の面接へ「履歴書」を持って行かないヤツは居ないだろう?
 持って行かなきゃ、経歴不詳で雇ってくれないもんな(笑)。
 クルマは「人の命」を乗せるモノなんだから、素性が判らないクルマは避けよう。
 
●エンジンルームをチェック
 
 ・シリンダーヘッド部分からオイルのにじみがないかチェックする。
 ・エンジン音を聞いて、なにか異音がしないか確認。
 ・ラジエター周辺の鉄板部分にキズやサビ、または折れた跡がないか確認
 
 水平対向エンジンはその構造上、経年劣化でどうしてもシリンダーヘッドから
 オイルがにじんできてしまう。この部分がしっかりしてれば、ある程度は
 キチンとメンテナンスを受けて来た証拠とも言える。
 
 それと、軽くフロントをぶつけてバンパー交換などをしている場合、
 ラジエター周辺などが変形してもバンパーやグリルで隠れてしまうので、
 この周辺は意外と修理をしないことが多い。
 経歴が判らないクルマの場合、このあたりを見ることによって、事故の有無を判断する材料になる。
 
●外装・足周りのチェック
 
 ・タイヤは4本とも確認する。片減りなどないか要チェック
 ・スペアタイヤも確認する。
 ・ホイールのキズも4本とも確認
 ・フロントバンパーの下部にキズや割れなどないか確認
 ・全体的にキズ・へこみ・歪みがないかボディーをチェック
 
 タイヤはちゃんと4本全部を確認しよう。
 例えば1本だけ片減りしている場合などは、アライメントが狂っていたり
 事故の後遺症だったりするので要注意。
 
 スペアタイヤは使われて無いほうが、当然優良車だ(笑)
 4輪駆動の場合は、スペアタイヤを使うとタイヤサイズの違いから各デフに負担が多くかかってしまう。
 使われたことが無いに越したことはない。
 
 ホイールに大きなキズがある場合は、激しくヒットした証拠だ。
 アライメントの狂いや、ハブベアリングが傷んでいる可能性もある。
 
 ボディーのキズやへこみを見れば、前オーナーのクルマの扱いが判る。
 フロントバンパー下部にキズがある場合は、車高を落としていた可能性があり、
 普通よりは足周りに負担がかかって、各ブッシュ類が傷んでる可能性がある。
 
●実走行して、各部をチェック
 
 ・平坦な道路で、ハンドルを離して真っ直ぐ走るかチェック
 ・ワダチや段差を越えた時に、へんな挙動がしないかチェック
 ・異音やガタつきの音がないかチェック
 ・ブレーキをかけた時のブレーキタッチや、効き具合、鳴きを確認。
 ・クラッチのつながり方、踏みシロを確認
 
 真っ直ぐ走らないクルマはアライメントが狂っていたり、事故の後遺症だったりするので、
 必ずチェックしよう。
 
 また、真っ直ぐ走るクルマでも、ワダチや段差を越えた時に、へんな動きを感じたら、
 全体的なアライメントの狂いや、足周りがヘタっている可能性がある。
 
 狭い路地や壁際で、窓を開けて走ってみると、走行音が聞きやすい。
 (壁に音が反射して、より聞き取りやすくなる)
 異音やガタつき音がないか、しっかりチェックだ。
 
 ブレーキパッドの残量はもちろんのこと、効き具合もしっかり確認しよう。
 インプレッサはブレーキ鳴きするクルマが多いので、ある程度は鳴きは仕方ないが
 ローターをよく見て「段付き」などが無いか確認する。
 
 クラッチのつながり方も、よく確認しよう。「ジャダー癖」がないかチェック。

 ※初めてインプレッサに乗る方は、この確認は難しいかも。。。
  特に後期型STiバージョンは強化クラッチカバーがノーマルでも装備されてるので
  ジャダーが出やすいです。
 
●最後に・・・
 
 さて、色々と述べてきたが、中古車購入の最終的な判断は、
 
 「自分が気に入ったクルマ、納得できるクルマ」 を選ぶ事だ。
 
 また、中古車センターの営業マンと仲良くなって、
 
 「お互いに信頼感を持つことでよりよい中古車を紹介してもらう」 ことだ。
 
 実際、これが1番の得策だろう!(笑)