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車高調の調整について
足まわり系のチューニング

車高調の調整について

 
 車高調のいじり方について、皆さんいろいろと考え方や自分なりの方法などお持ちだと思います。
 しかし、あまりそういった 「 方法 」 が語られる場が無いのも事実ですよね。
 
 実際ご自身でいじらずショップまかせの場合だったとしても、自分好みのセッティングにするには
 ある程度その 「 方法 」 を知っておく必要があると思います。
 
 今回は、車高調をいじる際の 「 ホントのところ 」 のお話しをしましょう。
 
 
 
 【 いじる前に必ずやること 】
 
 調整を始める前に、必ず現在の状態を測っておきましょう。
 何故なら、これを基準に調整を行うためです。
 
   
 
  ■ 測り方の手順
 
   1.まず、平らな所に車両を停めて上の写真のように 「 フェンダーアーチの頂点からホイール下側 」 までを採寸。
   2.次に、ジャッキアップしてタイヤが浮いたら、再度おなじように測ります。( 伸び側が何センチあるか知るため )
 
    ※ ホイール上側で測っても良いが、普通は下側のほうが 「 ホイールキャップの中心 」 を垂直に測るための
      基準点に利用できて正確に測りやすい。
      ただし、ホイール形状や張り出し具合によっては、上側で測ったほうがやりやすい場合もあります。
 
 
 もし、プリロード ( バネの加圧具合 ) の状態が判らない場合は、現在のバネの長さを測っておいてから、
 一旦、プリロードゼロ ( バネが加圧されてない状態 ) に戻してバネの長さを測れば知る事が出来ます。
 さらに上記の 「 2. 」 をもう一度測っておくと、「 プリロードと伸び側寸法の関係 」 が把握しやすくなります。
 
 
 
 
 【 プリロードのかけ方 】
 
 車高調を取り付ける時、一般的にはプリロードゼロで組んでいる人が多い事と思います。
 もともと車高調とは、ノーマルよりも足を固めるモノでしたから、基本的にはその組み方で問題ありませんでしたが
 近年の車高調は 「 しなやかで乗り心地の良いモノ 」 が増えていて、そういった車高調にプリロードゼロで組むと
 柔らかくなり過ぎる傾向があります。
 
 特に高速走行していてアスファルトの継ぎ目を越えた時など、一瞬フワッと浮くような柔らかさを感じる場合は
 減衰力を高くするよりも、少しプリロードをかけて ( バネを加圧して ) 伸び側を規制しておくのが良いです。
 
 車高調のバネは、車重によってある程度押し縮められているのが普通の状態です。
 仮に上記の測定で 「 1. 」 と 「 2. 」 の寸法に 5センチの差があったなら、車重によって 5センチ縮まって
 いる事になります。
 
 ここで 1 〜 2 センチほどプリロードを加えておき、その分を全長調整を使ってもとの車高になるように調整すると、
 伸び側の寸法だけが少なくなって、フワッと浮くような感じも抑えられます。
 
 もともと車重で 何センチか縮んでいたならば、少しプリロードをかけても普段のしなやかさや乗り心地は
 悪くなったりはしません。 伸び側だけ少なくなって無駄な浮きが無くなります。
 
 この方法は、1 〜 2年使って少々へたって来た車高調にも有効ワザで、可動範囲を少なくすることにより
 シャープ感を得られます。
 
 もちろん新品の車高調でも可動範囲を抑えてシャープ感を強めたい時にお薦めワザと言えますね。
 
 しなやかで乗り心地の良い車高調はダンパーの動きの良さが重要となりますから、下手に減衰力を高めると
 その特性を損なう事になりがちです。。。
 ですので、この方法で乗り心地とシャープさを両立させましょう。
 
 ※ プリロードはかけ過ぎないのがコツと言えます。かけ過ぎると突き上げ感が強まるので要注意
 
 
 
 
 【 車高を下げるということは 】
 
 車高を下げるという行為は、「 見た目を良くするのが目的 」 ってゆーのが大多数派かな (^^ゞ
 車高が低くなると見栄えも変わってカッコ良いですからね。
 
 もちろん走りのフィーリングも変わって楽しめます。
 車高が下がればサスの沈み込む動きがノーマル時よりも少なくなってスポーツ感が強まりますよね。
 
 つまり、上記のプリロードが伸び側の調整であるのに対し、車高を下げるのは縮み側の調整って事です。
 これをきちんと 「 対として 」 考えるのが車高調セッティングの極意かと。
 
 車高を下げて行けば路面との底付きまでの距離が短くなります。
 下げれば下げるほど底付き回避のための手段 ( 減衰力を上げる、バネレートを上げるなど ) も
 必要になってきますので、基本的には車高調自体の方向性 ( ストリート用、サーキット用など ) の
 範囲内で下げるのが良いでしょう。
 
 ようは、ストリート用なら下げすぎない、スポーツ用やサーキット用なら性能を発揮しやすい所まで
 下げて使うのが良いという事です。
 何事も、それ自体の守備範囲というモノがありますからね。
 
 それと、下げた量と伸び側の量の調整で、姿勢変化の量も変わって来る事をしっかりと頭に入れて
 バランスを考え、トータルで 「 動き 」 を想像するとセッティングも判りやすくなって来る事でしょう。
 
 
 
 
 【 調整する際の注意点 】
 
 最近は固着しにくい車高調もありますが、それでもやっぱり締め込み過ぎないのが重要です。
 どんなモノでも締め込み過ぎれば固着してしまう事もあるでしょう。
 
 念には念を入れて、「 ラストプルーフ 」 や 「 スレッドコンパウンド 」 を使用しておくのが良いと思います。 
 
  
 
 固着防止の定番アイテムです。
 ただし、過信過ぎないこと。何度も書きますが締め過ぎない事に超したことはありません。
 
 
 
 なお、「 お約束 」 も書いておきますね (苦笑)
 足まわりは車の安全性に関わるとても重要な部分です。
 個人で無闇にいじると安定性・安全性を損ない危険です。
 いじる場合は熟練のプロに任せるようにしましょう。
 また、その際は必ずアライメントの調整も依頼するようにしましょう。
 
 
 
 

備考

 
 ※ 記事掲載日 : 2018/06/29

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