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ガソリンエンジンのチューニングに未来はあるのか? その2
 

ガソリンエンジンのチューニングに未来はあるのか? その2


前回のお話の続きです。
前回はガソリンエンジンの大敵である EV 車両の現状についてお話ししました。

とりあえず完全 EV は充電問題がある以上、まだまだガソリンエンジンに取って代わるほどの脅威とは思えません。
世間では日本の戸建て率は 50%以上あると言われてますが、その中でどれだけ充電設備を備えられるかは別問題。
敷地内に駐車場が無い戸建てだって沢山あるしね。
仮に月極駐車場に充電設備を設置するとしても、いろいろと問題が出そう。
例えば、電気代の徴収ってどうするのか? …とか。
月極駐車場のような基本無人の場所で充電って、ちょっと怖い気もするし安全面でどうなの? …とか。
2030年代までに全国的にそれらが解決するとは到底思えないので、ハイブリッド等、ガソリンエンジン自体は当分は生き残ると思えます。

そもそもガソリン車禁止は本当に来るのか?
まあ、来ることは来るんだろうけど初期の設定通りに来るのだろうか。
解決すべき問題も山積みで延期もあり得そうな気もします。


でもだからと言ってガソリンエンジンやそのチューニング技術が生き残れるかは、これまた別問題なんでしょうね。
もちろん既存のガソリン車がある限り、無くならないとは思うけど。
ただ、コロナの影響もあってチューニング自体が淘汰されているのも事実ですよね。
チューニングのような趣味趣向は、世の中が平和であってはじめて繁栄するモノ。

また、そうでなくても近年はエンジンまでいじるチューニングが減っているように見受けられます。
そういったいじり方が出来る車種も減ったように思いますし。

少なくともスバル車に限って言えば現行車種にエンジンの中までいじれる ( そういった社外パーツが有る ) 車は無い。
せいぜいエアクリ & マフラーまでかな。
簡単に ECU をいじれるフラッシュエディターのようなツールも現行車種には無い。

無論、一般的にはエアクリ & マフラーまで有れば御の字で、いじる楽しみとしては充分に成り立ちます。
しかし、それはあくまでも ECU がエラーを出さないよう作られたノーマルに近い特性・性能であるワケで。
チューニング本来の方向性とは少々異なると思われます。

もっとこう、エンジンの中までいじる事も前提として作られたモノでないと。。。
何でもそうだけど到達点というか見据える先は遠くであるべきですよね。
そうでないと先細るし衰退もする。

そう思うと先細りは確定的未来かも知れない。
だからこそ衰退させたくないし、今後も多かれ少なかれエンジンはいじって行きたいと思います。
個人的にはガソリン車が最後の 1台になったとしても、それはバリバリにチューニングされたモンスターであって欲しいかな。
よく SF 的な物語に登場しそうなやつね。

私が生きてる間にそういった時代が来ないで欲しいけど、ガソリン以外の原動機でのチューニングも早く見てみたい (笑)
欲張りですかね (^^ゞ


備考

記事掲載日 : 2022/08/30