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続 ・ パーツが先か? ECUが先か?
 
チューニングにおいての最近の傾向
 

続 ・ パーツが先か? ECUが先か?

 
以前、チューニングの方法として、パーツ交換から始めて行くのか、 それとも ECU 書換から行っていく場合のお話しをしましたが、 今回はもう少しツッ込んだお話しをしたいと思います。
以前のお話しはこちら

間違いやすいチューニングについてのホントのところ。


まず、以前も書きましたように、パーツ交換から始めて ECU はノーマルの場合、 最近の傾向としては

エアクリやマフラーを入れ替えただけでは変化をあまり感じられなかった

というお話しをよく聞きます。

これは、排ガス規制や音量規制も年々厳しくなって来ていることや、 近年はクルマ自体も ECU の管理がより細かく行われるようになって、 あまりノーマルからかけ離れた性能のモノだとエンジンチェックランプが 点灯する可能性もあって、以前よりもノーマルの特性に近い物が増えて 来たことが原因のひとつ。

それと、エンジンチェックランプが点灯しない状態であったとしても、取り付けたパーツがノーマル ECU の守備範囲を超えていると その性能を引き出せないばかりか、かえってパワーダウンしてしまう こともよくあります。

ある意味、パワーダウンだけで済めばまだ良いほうだと。。。
実際、エンジンの調子を崩したりダメージを与えてしまう事もあります。

例えば、エアクリもノーマル ECU の想定範囲より越えた性能であれば 燃調が薄くなりすぎてエンジンにとって危険な状態になります。

社外マフラーも物によってはブーストが上がり過ぎたりして危険ですし メタキャタも浄化能力が低くてアクセルレスポンスを悪くさせる物もあります。

※ 浄化能力が低いと、ECU がアクセルの戻りを遅くする場合があります。
走行中にアクセルを戻しても、逆に加速する事があって危険です。
実際にそういったトラブルを引き起こすメタキャタは普通に売られていますし、 トラブルの相談もよく聞きます。


それと、WRX-S4 と、レヴォーグで危険なので特に気を付けたいのが 「 社外エアクリ + 社外マフラー 」 です。
普通の市販品のフラッシュエディターだと、この2つを交換していると適合外。


燃調が崩れてエンジンを傷めてしまう危険性が高いです。
気を付けましょう!

VAG/VMG 用 特別仕様版 は、「 社外エアクリ + 社外マフラー 」 でも適合しています


こういった背景から、最近は 「 チューニングは ECU から始める 」 のがお薦めです。
もしくは、「 エアクリやマフラーを変えるなら、ECU も一緒にやる 」 のが良いでしょう。



備考

記事掲載日 : 2019/03/05